先日蝉について、cicada は「スィケイダ」「スィカーダ」どっち?という話になりました。私は「スィケイダ」派。「うるさく鳴いて、失敬だ!」と覚えるなんて聞いたこともありますし。
辞書を調べてみると、発音はどちらもあり、ということがわかりました。
でも、それよりも、複数形を見た時に、ウン十年前の高校時代に英語の授業で聞いた話を思い出しました。辞書には cicada の複数形は cicadas cicadae cicadi と。
高校の先生が言ったのは alumnus という単語です。もともとラテン語で、卒業生という意味。男性単数が alumnus(アラムナス) 複数が alumni(アラムナイ)女性単数が alumna(アラムナ)複数が alumnae(アラムニー)と。
そして私たちの同窓会会報のタイトルは「〇〇 Alumnae News」でした。女子校なもんで。
先生は、知識を見せびらかしたかったのか、ラテン語に比べたら英語なんて簡単でしょと言いたかったのか。とにかく何だか印象的でした。octopus focus なども、本来複数形は~i なんですね。
さて、そうなると cicada はメスの蝉です。でも鳴くのはオスですよね。cicadum という言葉は、辞書にはありません。これには何か理由があるのでしょうか。
ふつうは cicadas と簡単になっちゃったようですが、言葉の変化はちょっと寂しい気もします。
By R.T.
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