鉄の話その1

鉄に代わる素材がどんどん開発されてきていますが、現代文明はまだ
鉄に大きく依存しています。
その象徴的な存在が東京スカイツリーだと思っています。
スカイツリーは、パイプによるトラス構造の電波塔ですが、それだけ
では身も蓋もない鉄の塊になってしまいます。安藤忠雄もデザインに
加わったこの塔は、日本の伝統を体現しています。その1つが芯柱で
す。スカイツリーの真ん中には、375mの円筒が配置され、塔全体
の揺れを吸収しています。法隆寺の五重塔や、対岸の浅草寺五重塔に
も使われている日本古来の伝統技術です。
同じ技術を使った新旧の塔が向かい合っているというのも浅草の魅力
の一つですね。

もう1つスカイツリーの特徴を挙げるとするとその形状でしょう。
スカイツリーでイメージされたのは日本刀の形です。
地表面の形状が三角形であり、上に行くにつれ、そりつつ丸い形状に
変形するという刀に似た構造をしています。また、塔の色も日本刀を
イメージしたスカイツリーホワイトがベースです。航空法の規制で赤
と白に塗られた東京タワーとは違います。
日本刀と鉄の話はその2で触れたいと思います。
スカイツリーに行く機会があれば、是非そらまち8Fの千葉工業大学
のモデルキャンパスも見て下さい。おらがまちの大学がすごいロボッ
ト技術と映像技術を持っていることを発見し、おどろくことでしょう。
アリジイ

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